初心者入門ガイド レンジルール編
シューティング競技場や、シューティングレンジに初めて行ってみようと思っても、どうしたら良いかわからない不安があると思いますので、行く前に予備知識として、会場(レンジ)での専門用語とルールを解説します。
1.アイプロテクション(常に目を保護して下さい)
レンジ内では、いかなる場合でもシューティンググラスやゴーグルなどのアイプロテクション(目の保護具)の着用を義務づけています。
眼鏡をかけている方は、眼鏡がアイプロテクションの代用として認められますが、サングラスや伊達眼鏡は、強度や材質によっては不適切な場合があります。

2.レンジの安全な方向
競技場内では、銃口を向けて良い方向と向けてはいけない方向があります。
ターゲットが設置されている方向を「ダウンレンジ」と呼び、その方向へ向かってエアソフトガンの操作及び射撃します。
一方、観客やスタッフがいる方向(自分の後ろ側)は「アップレンジ」と呼び、仮にエアソフトガンが発射できない状態であっても銃口を向けてはならない方向です。


🔴 いかなる状況でも、銃口をアップレンジ(後方)に向けてはいけません。
競技上の移動や準備中であっても、常に銃口はダウンレンジ(前方)へ向けてください。
3.安全管理
銃口の向きに注意してください
射撃レンジ内では、銃口の向きは上下90度以内、左右180度以内の範囲にコントロールしてください。
射撃中・移動中を問わず、銃口は常に安全な方向(=ターゲット側)へ向けましょう。
移動時も安全対策を徹底してください
銃を移動させる際は、必ずマズルキャップを装着するなど、安全に配慮した状態にしてください。
特にガスブローバック以外のトイガン(電動ガンなど)は、マガジンが入っていなくても発射できる場合があります。
シューティングボックス外での装填は禁止です
スタートポジション(シューティングボックス)以外の場所では、マガジンを銃に装填してはいけません。
電動ガンなどの場合のルール
電動ガンなどの「マガジンなしでも撃てる」タイプのトイガンは、レンジに入るまでは以下のルールを守ってください:
- マガジンは銃に装填せず、ポーチ・ポケット・バッグ等に保管
- エアソフトガンはホルスターもしくはバッグににしっかり収納して持ち歩く
- マズルキャップなどを装着しているとより良い
レンジコマンド
試合では、審判(RO)が英語の「コマンド(指示)」で声をかけます。はじめは戸惑うかもしれませんが、ひとつずつ覚えていけば大丈夫です!コマンドを聞いて、正しく動けるようになると、競技がもっと楽しく・安全になりますよ。

「make ready メイクレディー」
競技者として呼ばれたら、シューティングボックス(=スタート位置)に移動します。
その後、レンジオフィサーから「Make Ready(メイクレディー)」のコマンドが出されたら、以下の手順を行います。
- エアガンにマガジンを挿入
- スライドを引いて初弾をチャンバーに装填
- セーフティ(安全装置)をかける。(PSポイントスタートはセーフティをかけずトリガーから指を外す)
- (PS)ポイントマークに銃口を向ける(HU)エアガンをホルスターにしっかり収める
スタンバイポジション
(PS)銃口をポイントに向け、引き金を引く指を伸ばします。
(HU)手首が肩より上の位置になるように両手を上げます。
「アーユーレディ Are you ready?」
競技開始準備ができているか?レンジオフィサーが確認します。
「スタンバイ Standby」
この後、競技者が完全に静止していることを確認したら、タイマーのブザー音で競技が始まります。
「イフユーアフィニッシュト アンロードアンド ショウクリア、イフクリアハンマーダウン ホルスター if you are finshed unlad and show clear. if clear, hummer down holster 」
射撃終了後は、レンジオフィサーの指示に従って銃口をターゲットの方向へ向け、マガジンを抜き、空撃ちをしてから、エアガンをホルスターに納めます。この動作が終了するまでは、アップレンジ方向を向いたり、シューティングボックスから移動はしてはなりません。
「レンジイズセイフ Range is safe」
レンジオフィサーが安全を確認しましたので、競技終了です。
